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ミネラルの摂りすぎもよくない？

2014-11-28 02:24:16 (читать в оригинале)

「摂りすぎ」はNG！現代人はミネラルが不足しがちなので、普段の食事などから積極的に摂取する必要があります。食事だけでは十分に補えない場合は、サプリメントを利用するのもオススメです。しかし、ここで注意しなければならないことがあります。昔から「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言われるように、「摂りすぎ」は避けなければなりません。いくら人間が生きていくうえで欠かせない存在とはいえ、過剰に摂ってしまうと、かえって体によくない場合があります。そこで、ミネラルを摂取するうえで、過剰摂取にならないようにするための注意点をご紹介しておきましょう。高血圧のリスクが高くなるミネラルの摂りすぎを防ぐためには、過剰摂取になりやすいミネラルを知っておきましょう。数多く存在するミネラルの中でも、特に「ナトリウム」と「塩素」を摂りすぎないように気をつける必要があります。ナトリウムは塩素と強く結合する性質があり、自然界に「塩」としてたくさん存在しています。私たちが料理などに用いる食塩は、この「塩」と同様の性質を持っています。食塩（塩）は、料理などの「しょっぱさ」を強める効果があり、濃い味を好む人は、知らず知らずのうちに多くの食塩を摂ってしまいがちです。一般的に、「塩分の摂りすぎは体によくない」と言われており、多くの人が過剰摂取にならないように気をつけています。塩分を摂りすぎると、高血圧のリスクが高まることは広く知られています。食塩に含まれているナトリウムを摂りすぎることで、血液中のナトリウム濃度が高くなります。こうなると、心臓はナトリウム濃度を下げるために拍出量を増やそうとします。これにより、血圧が上昇して、心臓に負担がかかってしまいます。心臓に負担がかかることを繰り返していると、高血圧から脳血管障害などが引き起こされる危険が高まるのです。こうしたリスクを回避するためには、高血圧が上昇しないように、普段から食塩の摂取を抑えることが大事なのです。骨がもろくなるナトリウムや塩素だけではなく、「リン」の摂りすぎにも気をつける必要があります。リンは魚介類に多く含まれるミネラルのひとつです。カルシウムやマグネシウムと結びついて、丈夫な骨を作るうえで欠かせない存在ですが、過剰摂取になると逆効果になってしまう可能性があります。リンとカルシウムの摂取比率は1対1が理想的とされています。この割合のとき、ビタミンBと結びついて、糖質の代謝をアップさせるというメリットもあります。しかし、リンを摂りすぎて1対1の割合が崩れると、骨からカルシウムを放出させてしまうのです。こうなると、骨がもろくなって骨折しやすくなったり、骨粗しょう症になってしまう恐れがあるのです。このように、私たち人間が生きていくうえで欠かせないミネラルであっても、摂りすぎると体に害を及ぼす恐れがあるので、十分な注意が必要なのです。